眠たい大根のただの雑記

ただのブログ?一般人です

捨てたもんじゃない10年代の世にも奇妙な物語(前半)

こんにちは(こんばんは)大根です。

急に書きたくなったので書きました。タイトルにある通り今回は(も)世にもについてお話します。それしか書いてないですね。だって好きなんだもん。

 

さて、皆さん。世にも妙な物語をご存じですか?

まあそもそもここに見に来る人は絶対知っているでしょう(そもそも見てくれるのか分からない)。世にもは今でもネット等で人気の作品を数多く輩出している番組で、もう今年で33年です。超ご長寿番組です。これまで数多もの名作を作り上げてきた番組ですが、だんだんと「つまらない」と意見が加速した時期があります。それが、10年代です。20周年コラボから始まり、2019秋に至るまでその声は個人的増え続けていったのかなと感じています。

もちろん、この時期が好きな人もいるので、あくまで僕の主観で話を進めています。

とはいえ!僕自身世にもを追っかけるようになったのがこの10年代からなのです。ネットで有名なあの作品やあの作品も実は10年代だった…。ということもあるのです。

と、言うわけで、今回僕の個人的おススメ10年代作品をピックアップしていこうかなと思っております。もしかしたら、あなたの好きな作品があるのかも?

名作は、意外な所にあるものです。

 

 

栞の恋(2010年秋)

20周年秋のコラボ作品の一つですね。朱川湊人氏の『かたみ歌』に収録されている作品を堀北真希さんで映像化したものです。

この作品は昭和真っ只中のノスタルジックな雰囲気を醸しつつ、「栞」を触媒としながらある人物と日記を交えるという物語ですね。「過去からの日記」という名作がありますが、あちら以上にストレートに泣かせて来るのがこのお話。僕は終盤主人公が、感情が高ぶり筆圧が高くなって思わず栞がぐしゃってなるところがもう好きで…!音楽も相まって初見はボロ泣きしました。

岩田監督の丁寧な演出や、昭和という懐かしくもどこかファンタジーに感じる舞台も良い相乗効果が出ています。世にもの感動作品は沢山ありますが、10年代はこの作品がぶっちぎりで素晴らしいです。

 

 

AIRドクター(2013春)

小栗旬さん主演のコメディ作品です。この作品は「知ってる!」という人が多いと思います。どんどんどんどん登場してくる偽物が、偽物なりに奮起するお話です。いやぁ、こういったシュールコメディは世にもならではですね。しかも、全員相手のことを本物だと思っているのがこれまたツボで!ここまで偽物がいるともう乗客全員偽物では?と思ってしまいます。

世にも第1話から携わっている鈴木雅之監督の手腕もあり、テンポよくかつ面白くなっており、かなり笑える内容となっています。湿度計の下りは本当に笑ったなぁ(笑)10年代のコメディを代表する作品となっております。

 

 

水を預かる(2013秋)

香取慎吾さん主演のこれまたコメディ作品。石井克人監督と聞いてピンと来た人、いませんか?そう、今でも人気を誇る「BLACK ROOM」の監督さんです。こちらはかなり強烈なインパクトがあり、繰り出される主人公のとてもくだらない苦悩がとにかく面白い!やってることはただ水を預かってるだけ。それだけなのに奇妙と言えるのがまた面白いですね。と思ったらそれすらフリなのではというラストの切ない展開もまた印象に残ります。

すこしエロティックな映像も中々すごいのですが、香取さんの演技も見事にマッチしていて良しとしてしまいます。僕もつい深く考えてしまうタイプなのでわかるなぁ…としみじみでした。

 

 

ある日、爆弾がおちてきて(2013秋)

正直に言いますと、これを書きたくてこの記事を書き始めました!(笑)

タイトルからブラックかな?と思いきや、なんとなんとラノベ原作のラブストーリー。受験生の主人公に突如空から人型の爆弾が落ちてきて、しかもその姿は高校の同級生に瓜二つだった。爆弾曰く胸のドキドキで時限は加速すると言い、主人公をあちこち連れまわし…。

あらすじを聞いて何だこれとお思いでしょうが、これが良いんですよね!もうとにかく甘くてほろ苦い、まさしく青春ラブストーリー過ぎて、もう悶えてしまう!世にも×青春は想像つかなそうですが、意外といいもんだなとこの作品で実感しましたね。キスの味を「きっと甘い」とか言われるともう「あ~~~~~~」ってなります!(語彙力)ラストのじわじわとくる切なさもこれまた二人の恋物語を見てると、ぐっとくるものがあり、中々感動できるものです。主演の松坂桃李さん、ヒロインの黒木華さん(今見るとめっちゃ豪華やな!)も良い演技です。

これ以上書くとある意味危険なのでこれぐらいにしときます。皆さんも世にもで青春を感じませんか?

 

 

走る取的(2014秋)

この作品は知ってる!トラウマ!と言う人もちらほら見かける作品です。ついお相撲さんの悪口をたまたま居合わせていた取的に聞かれてしまい、ひたすら追いかけられるお話です。いやー、ただでさえ怖そうな見た目の人に文字通り地の果てまで追いかけられたらそりゃ怖いでしょうに。理不尽に追われまくる主人公たち。ですが、奇妙な世界だからこそ理不尽は時として襲ってくる、そんな作品です。

逃げる、ただ逃げる、ひたすら逃げ続ける。見ている私たちでさえ緊迫した雰囲気も相まって恐怖を感じてしまう…。そして終盤の絶望感といったら…。

当時は最後のシーンが「うっわぐっろ…。」と思わず引くほど衝撃的でした。(世にもにはこれ以上のグロイシーンがあるんですけどね!)

皆さんもぜひ、お相撲さんに追いかけられてみてはいかかでしょう(?)

 

 

さて、ここまで一通り5作品紹介を行いました。残りはまた後編にて書こうと思います。本当は「墓友」を紹介しようか悩みましたが、この作品が先行して有名だと思い、今回は割愛しました。ですがこの作品も中々ホラーな内容となっているので気になる方はぜひ見てみてください。

では、続きは後半にて…。