世にも奇妙な物語 26'夏の特別編 初見感想
年に2回のお祭りである世にも奇妙な物語。
そのうちの「夏の特別編」が終了いたしました。今回は例年より遅めの放送となりました。
皆さんはどのような感想を抱きましたか?「面白かった」「つまらない」「普通」…ect
という訳で私のいつもの雑感を。雑感と言うより感情の殴り書きですが……。
★1つの最大5つ。☆は0.5点
例によってネタバレ全開です。嫌だと言う人はそっ閉じ推奨です。
マザーズオークション…★★
最初にこの話が来ると思いませんでした。なので一瞬だけ「えっ」と驚きながら視聴。
わりかしこういったハートフル寄りなコメディは最後ブラックな要素も含みつつ終わるのが定石(?)なので、思った以上にストレートな終わり方で吃驚しました。
手堅く作られていたのでぶっとんでるわけでもなく、1話目らしいすっきりしたお話でした。アカウント名が「テンチョー」だったりと分かりやすい伏線があったのでオチはまあ想定内ですね。
父親がグルだったのは分かるんですが、にしても母親が行方知らずでオークションに出品されているのに他人事だなぁって…。
あと母親はどっちの目的で自分を出品したんでしょうか?「息子の更生」なのか、単に「お金」か。まぁ演出とか見ると前者で後者は副産物でしょうけど。
まぁよく人物が出品されているのに通報とかされなかったなぁって…。
結局「肉じゃが」じゃなくて「ポトフ」にしたのはなぜなのか…(笑)。
あと翔くん口悪すぎません!?将来を考えたら主人公よりこの子を更生したほうがいいんじゃないですか?まぁ、大人の変な計画に巻き込まれたからめんどくさがっているだけかもですが…。
総じて、後味のいいすっきりしたお話でした。
「お母さんコレクター」という同人誌もびっくりのキャラが謎にツボです…
遺体は一体……★★★☆
この二転も三転もするミステリーは「女優」を彷彿とさせますね。さすがにあの名作には及びませんが、こちらも捻りが効いていて中々凝っているなぁ~と感じました。
話が若干長めなので、この手の話はコンパクトに進めたらもっと引き込まれて楽しめると思いましたが、それはそれで置いてけぼりになる人もいるのでこの尺なのでしょうね。難しい所です。
精神異常をきたしている元刑事でしたが、そんなのは感じないほど頼りがいのある刑事でした。もしかしたらそれすらも演技かも…?桜庭さん、いいキャラクターです。
後あの至近距離から銃弾を避けれる桜庭さん強すぎませんか?もしかしてフィジカルギフテッドなんじゃないですか(呪術ネタ)
久々に「明確な答えは貴方に任せる」パターンが見れて良かったです。この手の終わり方は明確にしたい人には不満が残るやり方ですが、私自身は色々な空想ができて余分に楽しめるので賛成です。どれが偽物で、どれが本物なのか…。
最初は不気味なミステリーで始まりましたが、後半は刑事ドラマの決めシーンのような見せ方に自然と移行していたのは良かったです。
総じて、最初こそ不安でしたが、終始楽しめるお話でした。監督の紙谷楓さんは「フリー」のリベンジが出来たのではないでしょうか。
実家じまい…★★★★☆
いや~!!!面白かったです!!最近の松木監督はノリにノリってますね!
久々にぞっとしました!「墓友」コンビでしたので絶対後味悪いだろうと思いましたが、やっぱり悪かったなぁ!
古びた団地という閉鎖空間、故に人心掌握術が長けた人間がいると感染するかのように信者が広がっていく…。洗脳ってのは恐ろしいものです。その裏に隠された孤独死、古びた団地、カルト、毒親問題など、社会的に問題になっているテーマもふんだんに織り込まれており、かつてはドキュメンタリーを扱っていた松木監督らしさが出ておりました。
あとはやはり佐伯さんの渾身の演技!あそこまでいてほしくない恐ろしい最悪の母親を演じることが出来るのは佐伯さんしかいないです。マザーズオークションに出品するべきなのはこいつだったかもしれねえ…。
終始不気味で目的も掴み切れない母親だから、夫も逃げたんじゃないのか…?
とにかく主人公が可哀そうすぎる…。来世は幸あれ…。
あとは中盤の住人が主人公を見つめるシーン。どことなく「放送禁止」を彷彿とさせる
演出でぞっとしました。あんなに見つめられたら嫌すぎる…。
主人公の後輩(?)が、主人公の物品を譲り受けて殺されるのがもろ「墓友」と同じでニヤリ。
そしてラスト。霊に連れ去られる終わり方はめちゃくちゃ久しぶりじゃないですか?
死後強まる念と言いますか、母親の執着はおぞましいですね。襖が締められ、部屋の後には何も残っていない…。この余韻が衝撃的過ぎて次の話に若干入っていけませんでした(笑)。やはり松木監督はラストカットのインパクトは凄まじいですね。現段階で一番終わりの魅せ方が上手い監督だと思います。
桜庭さん駆けつけて解決してくれー!
総じて、これからの新しい世にもを形づける面白いホラー作品でした。
最後に、あの老人どもはせめてテープをはがしてから部屋を去れ!
おじさんになりたい…★★★★
これは原作はすでに拝読済みです。あまりの実写化のスピード感に当初はびっくりしました。原作があるということで結構サクサク進みましたね。
世にもの子役主演は大抵ブラックですが、この作品も例にもれずブラックです。
コメディと思いました?残念、そう簡単に終わらないのが世にもです!()
結末はまんま原作の漫画通りなので、変な改編もなくすんなり見ることが出来ました。
松尾愉さんの子供が演じる「おじさん」感が絶妙に表現されており良い塩梅で演出されているなと感じました。素晴らしかったです。
終盤の主人公の「やめてくれないんだ」の一言はかなり頭に残るシーンでした。この一言だけで一気に不穏な形に切り替わったので思わずニヤリとしました。
最後は家族みんな気にかけていない様子でしたがこれは認識阻害か何かの力が働いているのでしょうかね?(原作でもそこの理由付けは無かったので勝手に想像してます)
もし母親が全てを知っていたうえであの振舞いをしていたら…。
総じてラストでずしんと重く来るラストの余韻まで楽しめる、通好みな作品でした。
総評…★★★★
今回はかなり楽しめました!最初はまあ手堅い作品が多いなと思いましたが、それ以上にクオリティを上回る作品が多く良かったです。
最初の電球ネタは余りにも世にもフリークに刺さりすぎて興奮しました。というか、最初の超短編(アバンストーリー)をプロローグのフリに使ったのは初?
35周年を終えて新たな世にもの幕が上がった36年目。その開幕となった今作。
かなりいいスタートが切れたんじゃないでしょうか。
何より、これまでのベテランがほぼいない中、まだ世にもの登板が少ない若手中心でここまでの作品を仕上げることが出来たのが素晴らしいと思います。
完全に上から目線で申し訳なく思っておりますが、これは本当にいいことで、上手く新時代の世にもに切り替えられたのかなと思っております。
何より、フジがあの状況の中今回も新作をお届けしてくれたことに何より感謝ですし、それを享受できていることが何と幸せか改めて噛みしめる事が出来ました。
という訳でこれからの期待も込めて★4つです。スタッフ、並びに出演者の皆様、今宵も新たな世にもの世界を見せてくれてありがとうございます!
番外編(FODの特別編)
第一話:明日から来た男…★★★★☆
一言:これぞ落合監督だ!!!!!
世にも奇妙な物語 35周年 秋の特別編 初見感想
今回も年2回のお祭りが終わりました。
世にも奇妙な物語も35周年です。僕もこのシリーズを追いかけ続けて15年くらいです。
古今東西アリとあらゆる作品が過去に放送されました。私自身、まだ見ていない作品も数多く存在します。いつかは全作品見てみたい…。
そんなことは良くて、早速感想に入ります。
あくまで個人の感想なので悪しからず…。
★…1点 ☆…0.5点 5点満点です
止まらなければ生きられないゲーム…☆
最初情報を見た時「イカゲームやん」と思うほどのド直球な内容とタイトル…。と思いましたがふたを開ければマジでド直球な内容でした。
う~ん、既視感ありまくりの内容で「奇妙ではなくない…?」と。参加者も主人公、友人、恋人と妙に身内によりすぎてて違和感はありました。やはり「奇妙さ」というコンセプトを把握するのって難しいんだなと。オチもまあ予想の範疇すぎて新鮮味もなかったです。
世にものデスゲームは過去にも「自殺者リサイクル法」「恐怖のカラオケ歌合戦」のようにデスゲームの定番は抑えながらも奇妙らしさがあったのでそれと比べてもどうしても違うなってなってしまって…。
作品としては良くできていますが、「奇妙」として見るとやっぱりずれてしまっているなあと…。色々惜しい作品でした。
あなた博物館…★★★
オチに関しては最初の暗転で察した所はありますが、丁寧に演出されていて流石植田監督と。彼氏役の方の妙な気味悪い演技が良くて「うわぁ…」ってなりました(誉め言葉)
オチがありきたりでもその過程が良く演出されていて納得のあるものだったらいい作品に仕上がるんですよね。
ただ良くも悪くも手堅く作られていたので堅実な評価どまりにはなっちゃいますね。
もう少しテンポよくみることが出来たらなぁ…
面白かったです。やっぱりコメディも良いですがこういったシリアスな植田監督作品ももっと欲しいですね。
七階闘争…★★★★☆
開幕の作風から「これはなんか違うぞ」というワクワク感を裏切らない面白い作品でした。コメディですが変にふざけ散らかさず、とても丁寧に練られていて私の笑いのツボを見事に抑えてくれました。「ダジャレ禁止令」のような社会的風刺もあり近年でもトップクラスのコメディ作品だと思います。
オチも次の闘争が…とかではなくこれからの展開や結末を想像できるいい締め方だと思いました。一番笑ったのは集会でのあからさまなやる気のない伊藤淳史の「とりもどせー」です。
惜しむべくはやはりテンポでしょうか。妙にCMが多くてむず痒い気持ちになってしまい…。
ハッピーバースデー・ツー・マイホーム
この作品は過去に視聴済みでしたので評価は割愛させていただきます。まずこの作品の放映情報を閲覧した際は余りにもマニア好み過ぎて笑いました。
今や世にもホラー作品の代表格として名を広めている落合正幸監督。実はこういった感動ものも数々の傑作を生み出しているんですよね。「時の女神」はその代表ですね。
本作品もその中の一つで脚本も「教場」などの作品を手掛けた君塚良一さんです。
改めて見て、やっぱり心温まるいい作品だなぁとしみじみ思いました。昔見た時はまだクソガキであまり分からなかったのですが、大人になった今刺さる場面が多くてジーンと来ました。思わず泣きそうに…。
あと最後にロゴタイトルとクレジットが映し出される演出は今見ても興奮しますね!地上波だと「×(バツ)」以来でしょうか…?
総括…★★
正直言ってテンポの悪さが目立ちました。特にOP・ED・テラーパートは早く作品パートに入るため妙に先を急いでいるように感じてしまい、いつもの作品間のつながりも雑に作っているのかと思ってしまいました。
あとはシンプルにテラーパートに35周年感があまり感じませんでした…。折角の35周年ですからもっと豪勢に・華やかに演出してもよかったのでは…?と。
20年代に感じた間延びの悪さやOP・EDの短縮問題も解決にならず、むしろ余計に悪化してしまったように思ってしまい、そこまでして視聴者は待てないのかと制作陣は考えているのでしょうか。
もう少し制作陣は我々視聴者の事を信頼しても良いのではないでしょうか。長年続いた完璧な構成を壊さなければいけないほどなのでしょうか。変に視聴率を気にして改悪してしまったら元も子もないと思います。この問題はまだまだ尾を引きそうだなと一種の覚悟を決めてしまった一夜でした。
ですが、昨今のフジを見て厳しい状況の中、しっかり新作を作成してくれた公式には感謝しています。正直、春の傑作選があまりにも評判が良くこれから新作を放映しても「あれと比べて今はだめ」と言う感想が出てくるのは見えてるじゃないですか。
それでも新たな「奇妙」を追求してくれて新作を少しでも多く生み出してくれる制作陣には本当に感謝しています。「止まらなければ~」も初の日韓共同という試みもやっており、スタッフの世にもに対する情熱はひしひしと伝わりました。
是非ともこの情熱を失わずに色々な奇妙を見せて下さったらそれだけでも私としては十分ありがたいことです。今回もスタッフの皆様、本当にありがとうございます!!!!
色々上から目線で申し訳ありませんが最後に一言。
世にも奇妙な物語、35周年おめでとうございます!!!!
世にも奇妙な物語 24冬の特別編 初見感想
今年は少し時期がずれて『冬の特別編』としてお送りした世にも奇妙な物語。
皆さんはどのようなご感想を抱きましたか?「面白かった」「つまらない」などなど…
人の好みは千差万別ですから、度を越える感想以外は良いのです。
さてさて、長話も何ですし早速感想に入ります。ネタバレ注意
★5個で満点(☆は0.5点)
フリー…★
うーん…ちょっと不発だったかなぁ…。オチがもう発表された瞬間読めちゃったので…。
荒木氏の脚本は風呂敷を広げるだけ広げて最後は畳めないパターンが多いのですが…。まぁ今回はわりかし綺麗にまとめたとは思いますが、やっぱ弱いなぁと。
最後自身もフリー素材になるオチは「ニュースおじさん、ふたたび」とほぼ一緒ですしね。同居のほうがより嫌ではあると思います。(演者のあの最後の嫌そうな顔よ)
良くも悪くも正統派は飽きられてしまう難点はありますが、従来の世にもらしさはあると思います。「あなたは一人じゃない」というさりげない一言が破滅に追い込むのはわりかし好きです。
あと★だけにした理由はCMの挿入箇所が最悪すぎた…。あれはちょっと解せない。「さぁ!こっからどうする!」ってところでテレビ消された気分になりました。多分それのせいでオチも呑み込めなかったのかなと。そういった点で大幅減点でした。
まぁ後の三作がもうアクの強い作品なので導入としては良かったかな。「恋の記憶~」を見ている視聴者たちはまだまだホラーに飢えています…!
第1回田中家父親オーディション…★★★
このテンポ感、まさしく往年の世にもですね。令和よりかは平成感のあるカオスっぷりは見てて楽しいものでした。また4話でなく2話に置いたのもナイスでしたね。次の作品が衝撃作なので良い箸休めになったと思います。
「家族の父親をオーディションする」という普通に考えればおかしい設定ですが「え?あたりまえですよ」と淡々と進んでいくのが世にもらしいというか何というか(笑)
まぁ過剰な説明は野暮ったいのでこれくらいがちょうどいいですね。「受け入れないお前が異常」と言わんばかりの。
田中卓志さんもちょうどいいハマり具合でしたね。「第2回とか母親か?」と当初は思いましたがファミリーを増やすという選択肢はありませんでした。
City Lives…★★★★★
ぶっちぎりの傑作でしたよ!!!!!!!
今回他社制作枠として出された作品。事前に原作ドラマを履修して挑みましたがもう面白かった!!まず辻さんと高城さんが今回も出ていたのが良かったですし、始まりのトンネルから見える「移動する「街」」が現れるスタートもまさしくまんま!
モキュメンタリー形式で話が進むのも「そうそう!こういうの!」とテレビの前で興奮していました。他社制作特有の異質感は見ていてにやにやしてました。スタッフも今回このために24冬を出したかもですね。「進化論」のテラーはまさしく当てはまります。
Cgをふんだんに使用した映像美もさることながら、今回は「音楽」に焦点を当てましたか!街という生き物が人間と意思疎通しながら共にリズムを奏でるシーンも感動的でしたね。SCPらしさもあって好みも好みでした。栄養ドリンクなどさりげない伏線も良かったです。20前半期では間違いなく一番です。去年の「走馬灯~」クラスの傑作でした。願うならばこういった傑作が毎回出てほしい…!!
ああ祖国よ…★★★★
星新一らしいセリフや厭らしさ!!「穴」のようなこの後碌な目に合わないだろうという終わり方はじわじわときて面白かったです。たった2隻の小国の船に終始ビビり散らかしながらなおも低姿勢の我が国や、仮にも「戦争」を茶化しお祭り仕立てに仕上げるメディアや視聴者。
皮肉たっぷりに仕上がっていて良かったです。最後空を見上げるシーンも見覚えしかなくてにやにやしてました。個人的に星新一で好きなストーリーは「門のある家」なんですが映像化しませんか?
植田監督の丁寧な映像づくりと良さが出ていて流石ベテランだなと安心してみてました。「何だかんだ銀座」のように相馬×植田コンビはこれからも注目ですかね。
惜しむべくは「City Lives」の後だったことですかね。「コールドスリープ」もそうでしたが植田監督作品はなぜか大傑作の後に置かれがち。
総評…★★★★
前回の夏よりはるかに好印象でした!やっぱり秋(冬)シーズンの方が気合入ってるなぁと感じました。ネットでも「City Lives」は大好評でしたね。
さて、今回はプロデューサーである高丸Pが「原点回帰」を意識とされていたのですが、かなり独特な雰囲気の原点回帰でした。やはり担当する方によって癖は出るものですね。他番組の構成も中だるみしないように工夫されていて良かったです。「フリー」のCMだけは本当に…。
「周年前のシーズンは当たりが出る」という説がありますが、今回もまた世にも史に残る衝撃作が登場しましたね。僕も満足です。
ただ、やはりEDの蝶は見たいですしOPもフルで見たい気持ちはあります。どうにか工夫できないモノなのかなと。無いものねだりは仕方ないですが。
さて、来年は節目の35周年。公式でも明言してるあたり何か用意しているのは確か…。
不安と期待が入り混じる予告でしたが30周年のようなコロナでおじゃんは嫌ですからね!
最後に24年も放送していただきありがとうございました!スタッフ、出演者、関係者の皆様には拍手を!
来年、「世にも奇妙な物語」は35周年を迎えます
世にも奇妙な物語 24夏の特別編 初見感想
こんばんは(こんにちは)
すっかりブログのことを忘れて書き方を忘れました。はい。
どうでしたか?24夏の特別編は?今年は村モノだったり諸橋脚本だったりが話題となりましたね。一方で過度なプロモーションは無く告知も淡々と進んでおり、実は盛り上がりは結構静かだった印象です。
まあ24夏の特別編はベテランが主導となり若手の方が作品を作り上げるといった構成になっており、これもまたフレッシュさを感じていいなと思いました(語彙)
まあ、とりあえず長話も何なので、早速感想を書いていきます。あくまで個人的な意見ですので、そこはあしからず。満点5の評価です
※ネタバレ注意
追憶の洋館…3
さあ、ファンの間でも期待されていた諸橋さんの新作品!デビュー作「恋の記憶~」は今でも語り継がれる名作であり、それを生み出した方の作品なら!という人も多かったと思います。
さて、今作は個人的面白かったです!!!
雰囲気といい、登場人物の怪しさやどこかセリフっぽい言い回しも「小説のキャラクター」であるのならば妙に劇っぽい笑い方も含め納得です。「主人公が人を殺した」というベタなオチだけでは終わらず「小説家」であるという二段構えは丁寧なつくりで良いと思いました。土方監督の丁寧な演出もあり、良い作品に仕上がっていると思います。
一話目から結構どぎつい作品を持ってきたなあ…(笑)
逆に、間延びの悪さはすこし感じましたね。もっとコンパクトに仕上げることが出来ればより完成度は上がったと思います。同じ脚本家の「ソロキャンプ」のテンポであるならば、中だるみせず見れたと思います。また、若干オチも読めたかなと。
しかし、「小説家という口実を利用して人(キャラクター)を殺す」。なかなかぐさりとくる内容でしたね。例の日テレの件もあるので物書きにはより刺さったのかもしれません。
友引村…1
村モノホラーとして話題に上がっていた本作。最近の流行りかは知りませんが「古い村の因習」を扱う作品が妙に多く感じるのは多分私だけ。
最近だと「奥様ッソ」の3話4話を見ました。あと「何かおかしい」も。漫画でもちょくちょく見る事が増えたな~という印象です。
さて、今作は「ジンクス」ということで「友引」を扱った作品です。
どうやら「友引」の日は二つのジンクスがあるようで、「その日に葬儀を行うと悪い事が起きる」「結婚式とかは逆に縁起がいい」らしいです(多分違う)
そんなことは置いといて、今作ですが
正直面白くなかったです!(好きな人はごめん)
う~ん、何と言いますかあまりにも王道を往きすぎて真新しさがなかったというか、オチを言われてもいまいち盛り上がらなかったんですよね…。
村の葬式に来る→そこでは変な因習が!→実は入れ替わってました!
簡単に言うとこうですが、なんかものの見事に予想の範疇というか…。30分も引っ張って話す内容ではなくないか?と思ってしまった。
また「やまびこ様」が結局何なのかは分からなかったし、電車にひかれた割には遺体の顔はずいぶんきれいだなと…(笑)
あの踊りも何の意味があったのかは分からなかったので、正直この手の作品を扱うなら次々走るように展開を矢継ぎ早にやったほうが良いのではと思いました。
まあ、ジンクスの扱いはうまくできてたとは思うのでそこは及第点かなと。
これもまたもっと料理の仕方では出来が左右された作品だと思うなあ…!惜しかったです。
料理と言えば途中に出てきたあのどす黒い郷土料理の数々。インパクトが強すぎてすべて持っていかれましたねw
人類の宝…1.5
高杉真宙さん主演の作品ですね。ダークホース枠で見られていた今作。
うーん…。これもドストレートに仕上げていたせいか、長尺も相まって途中からダレてきたなという印象でした。なおの事20分弱で見たかった作品だなあとしみじみ。
そろそろ終わるかなというときにCMが入るので「まだ終わんないの!?」と思いました。同じ脚本家の「オトドケモノ」も最後が蛇足感もあり下降してしまいましたが、今作も同じような現象が起きてしまいました。なんともテンポが悪い…。
あとはミハルの存在感と言うか、重要人物の割にそこまでキーマンだったか?と言うのはありました。そこを省いたらもっとよくなりそう!っていうシーンがちょくちょく見受けられましたね。
何でしょうね。個人的に荒木さんの脚本は所々いまいち効果の薄いシーンがあるというか、もったいないなぁと思うことが多いんですよね。
唯一評価している「イマジナリーフレンド」以外は、正直あまり期待度は高くなく、それも内容も予想通りといいますか…。ただ、この方のラストカットはインパクトが比較的強めで印象に残るからいいのですが、今回それも弱かったですね。
個人的気になった「外は危険でいっぱい(意訳)」もその答え合わせが妙に弱かったり、どうしてそこまで保護に固執するのかその背景もちょっと知りたかったですね。
うーむ、難しい所ですかね。
おまけの0.5は三嶋さんが想像以上に強く、ちょっと笑ってしまったことです。
週刊 元恋人を作る…3
久々の植田作品でテンション上がったこの頃。原作は先に閲覧させてもらい、あらかた原作通りに進んでいて手堅いなと思いました。ですが、オチがちょっと弱かったですね。確かに原作の終わり方だとドラマとしては弱すぎるのでそこから加えることはよかったのですが、それでもあと一押し欲しかったですね。
とはいえ、やっぱ世にもはこのテンポですよ!!!これが一番見やすい!!
またCMやディアゴスティーニパロ、撮影場所が「イマジナリーフレンド」のサキの部屋だったりと、今回も植田監督らしい小ネタが満載でマニア的には満足してしまいました!(笑)
総括…2
前回の23秋がかなりアクの強い作品が多かったので、今回はかなり小綺麗にまとめてきたなという印象です。確かに言うほどひどい作品は無かったのですが、「わざわざ長尺でやる必要性は?」と感じずにいられない構成でした。同じような構成として22秋があるのですが、あちらは作品群としては結構出来が良かったのでそちらと比較してもちょっと落ちるなあという印象でした。
そして感じたことをいくつか。
・CM及び構成の悪さ
これはもう本当に誰が考えているのでしょうかね!!!CMの多さはどのテレビでも感じているのでしゃあないのですが、問題は挿入するところですね。
良い感じで続けられそうなのに「CM入りまーす」とCMが入り「ええ…」と何度もなったことか!!!!
そしてわずか5分にも満たないラストシーンはなんとまあ弱い!これだけ引っ張っておいて「それだけかい!」とは思わずにいられなかったです。「友引村」も「人類の宝」もこれのせいで大分評価を落としています。この作品はとにかくストレートに仕上げているので、テンポよくサクサクと進めるのが大事なのに、妙に間延びしているせいで「早く終わってほしい」と思う人が出てきています。
そもそも世にもは15分~20分の作品で手軽に見れるのが良いポイントじゃないですか。
それを30分にすることで本来いらないシーンが追加されてダレてくるんですよ。なんといいますか、今の世にもを大きく悪い意味で変えているのは「構成」だと思います。
別に「週刊~」を最後に持ってくる必要もないと思います。ですが、30分×3話+短編はだめだと思います。というか世にもはその短編扱いされている話が「本来世にもが理想とする尺」なんですよね。(「赤と黒」というガチの短編もあるのですけどね)
予算がない云々はあると思います。ですが、それでも構成は工夫が出来るじゃないですか。
わざわざこの構成にする+変な所でCMを入れることに何のこだわりがあるのでしょうかね?正直世にも以前に「ドラマを面白くしたい!」という気概を感じないんですよね。
まあ何か事情があるのかもしれませんね。それはもう私たちではどうすることも出来ないですから。
・ホラーは難しい
これは常々思っていることですが近年のホラーが弱いんですよね。
「恋の記憶~」「ソロキャンプ」以来ヒット作を生み出せていないんですよね。
今回の「追憶の洋館」もどちらかと言うとサスペンス色が強めです。それでも諸星さんの構成力のうまさと丁寧さで及第点は達しています。ですがその後釜である「友引村」は正直ホラーとしても全然ゾクゾクしませんでしたし、はっきりいって怖くなかったです。
同じようなめちゃ王道でも怖い作品はあるんですよ。「墓友」とか王道の王道ですがちゃんと怖かったじゃないですか。「クリスマスの怪物」とかもぞくっとしました。
ですが今回ホラーと名乗る割には怖くなかったんですよね。よく「怒らせるのが一番簡単、笑わせるのが一番難しい」と言われると思います。ですが今の世にもは「怖がらせるのが一番難しい」と個人的には思います。
もちろんサスペンス系だと良い作品はあります。「視線」「タテモトマサコ」であったりと。ですがやはり私はそれを「ホラー」で感じたいんですよ!!!
つくづく落合正幸監督のすごさを実感しますね。
それでも良質なホラーを生み出せる方々はいます。
脚本では諸橋氏。監督では万能型の岩田監督。二代目ホラーの松木監督。あと個人的に植田監督もいけると思っています。
特に松木監督は私自身期待していまして、近年「コンシェルジュ」「視線」「地獄で冤罪」とコンスタントに佳作を生み出しています。ここいらで松木監督のとんでもない名作ホラーが生み出せるんじゃないかと一縷の望みにかけています。
あとはやはり脚本問題はまだまだ尾を引いていますね。ここはもう耐久するしかないかな…。
という訳で総括でした。想像以上にボロカス言ってて申し訳ないですね。クソだなんだの言ってますが、撮影と言うのは本当に大変です。それでもファンのために年二回作ってくださるのは本当に感謝しています。あわよくば期待以上のものが…!!
とはいっても今回はホラー色が強めであったので、そこは良いものだなと思いました。
ちなみに、周年前の年は名作が生まれるというジンクス(!)がありますが、昨年は
「19春」という大しっぱ…不作で評価をがた落ちさせてからの「19秋」ですからね。
今回も果たしてそうなるのか…。まあ毎度のことながら「秋の方が面白そう」というのはいつものことで…。
とにもかくにも今宵も奇妙を楽しめてよかったです!!!辛口になりましたが、めちゃくちゃ悪いとは思っていないので!
秋も楽しみにしております!!(できれば中村×星という往年の名コンビ作品がみたいです!!!!!)
今年を振り返って
いや~。今年ももう終わりですねえ。あっという間の一年でした。ほんとに早い早い…。
振り返りとは言ってみたものの、何書くか決めてないんだよなあ…。まぁ、適当に今年の事思い出しますか。
と言っても、変化は特にないんですよね。なんか競馬して遊んでうんたらかんたらしてたら一年過ぎてました。あ、有馬記念当たりましたやったね。というわけで、改めてみたらずいぶんと怠惰な生活送ってますね。
5月あたりにそういや東京に行きましたね。父親の仕事で2日間旅行した、といっても秋葉原行っただけですけどね。2万くらい使いました。多分今年一の散財だと思いますね。だが後悔はしていない!欲しいものも手に入ったしね。
丁度いいときに僕の好きな作品がメイドカフェとコラボして僥倖だったというか、今でも行けて嬉しかったですね。しかも期間ぎりぎりで…(笑)いやー私は関西に住んでいる人間なので「多分いけないんだろうな…。」と思っていたら行けたんですから、何があるか分かりませんね。
さて、そんな与太話はよくて、真面目に振り返ると、特に大きな事故もなく平穏に過ごせたなぁと思いますね(私自身の身の上の話は色々めんどくさそうなんでやめておきます)。しいて言うなら今年祖父が天寿を全うされまして、お葬式を行いましたね。いざ身内が亡くなると、なんとも言えない物悲しい気持ちになるのだなと実感しました。
やめやめ!折角今年を振り返る内容でしんみりしたらだめですよね流石に。何か面白い事でも起きたかな…。
…ないな。え、嘘!?私の1年薄すぎ!?
…自分で言ってて恥ずかしいですね。変化という変化がないのも困ったものだなぁ。まぁ、チャレンジ的な意味で言えばつい先日から編集して動画を作るという事に手を出したんですよね。試しに10分くらいの動画を作ったのですが、
めちゃくちゃしんどくね………?
という感想が素直に出てきました。「適当に字幕入れて音楽流してやりゃあ終わりやろw」という浅はかで下種な考えを改めることをここに誓います。これを毎日投稿で作ってるYoutuberの皆さんすごいな…。初心者だからという事もありますが、私も合間合間に作って3~4日くらいかかりました。こう見ると編集がいかに大変な作業かのか身に染みて実感します。
というわけで、私の1年は何事もなく平凡な毎日を暮らしていました。皆さんはどんな1年でしたか?あと3時間ちょいで2023は終わります。
来年の目標は!
とにかく面白エピソードを作る!!!!!!!
以上!皆さん!よいお年を!
最近の世にもに対するあれこれ
こんばんは(こんにちは)大根です。
今回も世にについて話します。他に書きたい内容が思いつかないので許してね。
23秋も終わり刻一刻と35周年に向かっている世にも奇妙な物語。皆さんは前回の放送はどう感じましたか?私は素直に面白かったです。ですが、不満が無いわけではありません。今回でより浮き彫りになった問題点や不安点といった課題はまだまだあります。
というわけで今回は若干愚痴も入りながらの最近の世にもに対してあれこれ好き勝手言います。個人的かつマニアな話なのであまり同調しにくいとは思いますが、何か言ってんなぁぐらいの気持ちで読んでいただけたら。では早速本題へ…。
・脚本に対する期待感
落合監督や星監督といった世にも四天王をはじめとするベテラン監督が年々登板しなくなったときは、これから誰が世にもを支えるんだという不安がありました。
しかし、今は植田監督・岩田監督・松木監督などといった「安心して見れる演出」を作り上げてくれる監督が出ており、そこに対する不安もなくなりつつあります(個人差)
しかし、同時に出てきた問題が、脚本だと思います。かつては中村樹基氏や高山直也氏といったベテラン脚本が世にもを陰から支えていました。演出も大事ですが、それ以前にストーリーが悪ければ元も子もないですからね。
今の世にもは正直脚本に対する安心感、ひいては期待感があんまりないんですよね。23秋の「永遠のふたり、脚本:星護」は久々に期待感出ましたが。ですが、最近はスタッフで「この人なら面白そうだ!」といったものがあんまり…ないんですよね。
もちろん「恋の記憶~」を生み出した諸橋隼人氏やコメディで大暴れした天本絵美氏など、この人は期待できそうかな?という人は出てきています。ですがこの人たちも毎回登板できるわけではないですから。そうなってくるとちょっと期待感が薄れるんですよね…。とはいえ、あんま注目していなかった作品が思いのほか面白くて(今回なら「走馬灯~」)「いいね!」という作品もあるにはあるんですが。
しかし、逆に「脚本がこの人か…。」というちょっと不安を感じる人もいるんですよね…。(名前は伏せます)その不安は大体当たってしまうのが僕としても残念なんですよね。上手く見返してくれればとても嬉しいのですが。
世にもは昔から脚本家の登竜門としてよく無名の脚本家とかあまり知られていない脚本家といった方々を起用しているんですよね。世にもの作品を見ていると「この人が書いたのか!」といった作品も。それはとてもいいことで、その流れは今の世にもにもあるんですよね。これは素直に喜ばしい事です。
ですが、いかんせん脚本の質は落ちてないか…?と不安に覚えるんです。今回で言えば「地獄で冤罪」はかなり賛否両論あったと思います(僕は好きです!)。理不尽すぎないかという意見がよく見かけましたね。脚本家自身も「つじつまが合わない」として首をかしげていた模様。
難しいんですよね。万人を納得させる物語を作るのは。ですが、昔の世にもはそれが少なからずあったんですよね。皆が口をそろえて「傑作」と言える作品が。僕自身、その傑作の登場は見たくなんだかんだ期待はしていますが、年々薄れてきてるかも…。と思ってしまいます。演出はもう申し分ないくらいそろっているので、脚本でもなにか、思わず世にもファンを唸らせるものが欲しい!というのが僕の今の思いです。
(個人的和田清人氏にもう一回書いてほしいな…。)
・4話編成
20夏から四話体制となっている世にも。これで8回目ですが、もうそろそろ限界では?と思いました。23秋は比較的バランスよく振り分けられていたのですが、やっぱり間延びはきつい…!
こう思った理由として「間延びがその作品に悪影響しか与えてない」所です。いい作品は出ているんですよ。でも決まって「テンポが良ければなぁ」という感想が出てしまうのがもうダメだと思います。「3つの願い」といった長編作品がここ最近ぽんぽん出ていますがもう40分近くやるなら「別の枠で1時間ドラマでもやってればいいのでは…」と思ってしまいます。
世にもは昔からレギュラー覗いて特番では基本5話編成なんです。5話なら単純計算120分で24分(cm時間含む)でテンポよく進んでいます。しかし、今の世にもって実質「長編3話+10分程度の短編」なんですよ。それを二時間でやろうとしてるんですからそりゃ間延びしますよ。しかも、人によっては駄作になりえた話をわざわざ長く放送されたら当然ですがチャンネル変えますよ。
僕としてもテンポの悪さで評判を落とした「小林家ワンダーランド」は、ああいうコメディはよりテンポよく放送しないとだめだと思うんです。もったいないと何度も思いました。もちろん世にもにも過去長い作品はあります。「映画の特別編」や知る人ぞ知る名作「マジシャンのポケット」も世にもにしては長編です。ですが、違うのは「間延びを間延びと感じない」ことだと思います。「マジシャンのポケット」は長いですが、映像と言いドラマ感が溢れ見てて全く飽きないんですよね。「映画の特別編」もそもそも「映画だから多少長くても」という先入観があるんですよね(僕だけかも...)。
何が言いたいかというと「見ててダレてこない」ことが大事だと思うのです。「うーん、長い!」なんていう感想が出たらもう作品の評価以前の問題です。最近の作品は大体はこういった間延びの悪さによる倦怠感が少なからずあったり…。結果的に4話編成が問題では?という結論になるんですよね。
予算と言い、昨今の不況もあって厳しいのは重々承知です。「あぁ、スタッフも苦労してるな」と、ひしひしと伝わってきます。ですが、もうそろそろ改善はしてほしい…!
・OPとED
今一番不満を感じているのはここかもしれません。まず言います。
EDとテラーパートは被らないで欲しい!
これね、言ってこなかっただけで滅茶苦茶不満なんです。僕としてはEDは個別に用意されてるものだし、その際に流れるスタッフロールをみて「あ、この人脚本だったんだ!」みたいな新たな発見と言いますか、新鮮さがあってそこもまた楽しみなんですよね。
しかし、今はそのEDとED前のテラーパートがかぶってるんですよね。これ何がいけないかと言いますと、「二つ同時に見れない、聞き取れない」ことなんですよね。
物語が終わると必ずと言っていいほどタモリさんの語りパートが挿入されます。そのパートを聞くと「ああ、終わったなぁ」という満足感と寂寥感を感じるんですよね。そして、もちろんその部分で何を話しているのかも聞きたいわけです。マニア的めんどくささが発揮されてますね。
ですが、せっかくのテラーパートとEDを被らされたら、僕はどっちに集中して聞けばいいんだ!?という困惑が生まれるんですよね(僕だけかも…。)
今回23秋も、せっかくタモさんが「選択」について話しているのにEDで流れるスタッフロールを気にするあまり、あんまり話が入ってこなかったんですよね。人によってはまた巻き戻してみなきゃいけないわけで、面倒くさいと思っちゃうじゃないですか。
ひゃっっっっっっっっっっっっっっっっぽ譲って横スクはいいとしましょう(これも本当はだめですけどね!)。でも、EDとテラーパートは被らないで頂きたい!最近の特別編で評価を落としている理由の一つです。
また、OPを中途半端にカットするのも良くないです。マニア的面倒くささですが、OPはちゃんと全部見たいんですよ!これによって「始まったぞー!」というワクワク感があふれ出てくるんですよね。EDも一緒で、黒蝶々がガラスを通過して足跡が現れるというちょっとした怖さを含めたあのEDも本来は見せるべきなんですよ。(「SMAPの特別編」のようなかなり特殊な回は別として)。
内容だけ見れば細かいとお思いでしょうが、僕は不満です。というか、OPとEDをカットして作品の長さに当てているならそれはそれで悪手では…?
こればっかりは是非とも戻してほしいですね!
さて、長々と語りました。正直に申し上げるなら他にも不満はいくつもあります。(場違いなネットノリやそもそも選んでる作品のあれこれなど…。)
Xで中の人(おそらくプロデューサー)が実況しているのですが、本音を言うならちょっと控えて欲しいかなー…なんて。僕が知ってる世にもはかなり硬派な番組で、ある種の殿様商売的な売り方をしていたわけです。もちろんそれが全部良いとは思わず、今の時代に合わせた宣伝方法はするべきと思っています。まぁでも、それは違くね?みたいなことはよく見受けられますが!(笑)
世にももそろそろ垣根の35周年。このまま突入したら悪い意味でやらかしそう…。という不安は滅茶苦茶ありますが、どうか僕みたいな面倒くさいマニアを見返すようなことを期待してます!
とはいえ、こんだけ言いながら毎年放送してくれるスタッフ、並びに出演者等々にはとても感謝してますし、これからも末永く続いてほしい番組です。
来年の2024年、世にもあるあるの「アニバーサリー前の年はいい意味でやらかしがち」という格言を信じながら楽しみにしてます!
捨てたもんじゃない10年代の世にも奇妙な物語(後半)
前半の続きです。早速本題に入りますね。
箱(2015秋)
25周年記念映画監督編にて、『アンフェア」等を脚本、演出された佐藤嗣麻子氏が監督を務めた作品。世にもでも「僕は旅をする」で一度ご参加されておりますね。
あらすじを見て「リミット」を思い浮かべる人もいるでしょう。実際僕も既視感はあるなと思ったらそれだなぁと。意外とこの話を知っている人は多いらしく、世にもって改めて人気なんだなとしみじみ。
演者のヒステリックな演技と言い、そして後味の悪さ。視聴後のもの悲しさは計り知れないですね。最近の世にもでもダントツの胸糞さがあります。しかもこれが1話目というね…。人ってどうして狭い空間に閉じ込められることに恐怖を感じるんでしょうね。まぁでも棺桶の中に3日間過ごせと言われてやろうとは思わんしなぁ…。皆さんも狭い空間への恐怖を感じてみてはいかがでしょうか。
夢みる機械(2016春)
世にも二代目ホラー担当として定評のある松木創監督の作品。松木監督作品なら間違いなく僕はこの作品が一番好きです。主人公からしたら「ディストピア」でしょう。しかし、主人公以外からしたらまさしく「ユートピア」そのもの。この対比もさることながら、恋人が主人公に放つ言葉や終盤の展開など、絶望感は計り知れないもの。
何がひどいかって、周りの人間からしたら主人公が「ユートピア」を壊そうとする敵なんですよねぇ。主人公は必死に抗おうと頑張っていますが、結局それははたから見れば侵略活動みたいなもんです。この一貫した報われなさもまたいいんですよね。
ラストの悲壮感は言葉では計り知れないもの。この後主人公はどうするのだろうと色々妄想がはかどりますね。窪田正孝さんの切羽詰まった演技も見ものです。やっぱり松木監督は心霊的なド直球ホラーよりこういったものが好みですね。今回はSFですけど。
寺島(2017秋)
元々この作品の構想などは予定されていたそうですが、原作者が行方不明という事でなんと10年以上お蔵入り扱いを行けていた作品です。簡単なあらすじとしましては、ある漫画家のアシスタントに来た女性。寺島と名乗る彼女は結構可愛く、思わず彼女をデッサンにする漫画家。そんな中、寺島は小学生の友達について話し始めた…。
タイトルにある通り寺島という女性についてのお話ですが、展開自体は予想できるものと思います。ですが、真相が分かった瞬間の寺島の豹変ぶりはすごいですよ。配役として吉岡里帆さんが演じてくれましたが、前半のおっとりとした雰囲気から一転、狂気を孕んだえぐみのある演技に思わず鳥肌が立ちます。スイカに対する食欲が失せることは間違いないですね。
監督も都築淳一監督、脚本も中村樹基氏と世にもお馴染みの方々で安心して見れます。これぞ世にもの王道ホラーと言える内容で十分に楽しめると思います。
クリスマスの怪物(2018秋)
川栄李奈さん主演、朱川湊人氏原作の作品ですね。怪物というものですからどんなホラーかと思えば、意外にも勧善懲悪系のストーリー。「いじめ」というリアルな問題を扱っていますから、恐怖より陰鬱さが大きい作品ですね。中盤のシーンは胸糞さがありますし、クリスマスとタイトルにあるのにえらく重たいなぁ…という感想が出てくると思います。最後のセリフは妙に頭にこべりついて離れないものです。
あとは結構ファンタジー要素も入っているのでそこら辺は好みもあるかもしれません。ですが、主人公は何気ひどいことをしているので感情移入は無いですし、裁かれる時も意外とスッキリするものです。もちろん「怪物」が迫ってくるシーンも中々怖さがありますし、主人公が過去に犯した過ちがそのまま返ってくる場面は少し鳥肌。
安心安定の岩田監督なので、特に不安もなく見れる作品です。クリスマスの日に是非いかかでしょうか?
恋の記憶、止まらないで(2019秋)
2010年代ナンバーワンホラーと言えばこの作品。世にもフリークを唸らせた斎藤由貴さん主演の作品であります。
これぞまさに世にもホラー!前回の19春(あえてこう書きます)を経ての秋だったので期待度はいまいちだったのですが、やられたなぁというのが当時の感想でした。
タイトルの伏線回収、じわじわと襲い掛かってくる恐怖、VHSビデオを用いた和風ホラーなどなど…。もうとにかく満足度の高い作品です。実際当時「怖かった」「トラウマ」といった声が多数あった記憶があります。知らぬ間に盗作していた…。クリエイターには耳の痛い話ですねぇ…。
これまた岩田監督(やばくね?この人)の丁寧な演出も相まってしっかり怖がれます。あのCMソングが中々印象が強くて、次の「コールドスリープ」でも消化しきれなかったほどです。まぁ。百聞は一見に如かず。是非見てみてください。
いかかでしたでしょうか?いかんせん語彙力がないので伝わったかどうかわかりませんが…。
前半はハートウォーミング・コメディ系が占めてた一方で、後半は打って変わってホラー・ブラック一色でした(若干サスペンス要素もありますが)。他にも「ワタ毛男」「墓友」「復讐病棟」「妻の記憶」等と紹介しきれなかった作品はありますが、言いたいことは一つ。
10年代の世にもも捨てたもんじゃない
また、今回10作品のうち4作品が岩田和行監督ということで、彼がいかに世にもで必要とされているか身に染みて感じましたね。
なんだかんだ人気のある番組ですから、これからも名作を生み出してくれることを期待しながら見守りたいです。
この中で気にいった作品があればうれしい限りです。是非、一度ご視聴になってみては?