眠たい大根のただの雑記

ただのブログ?一般人です

今年を振り返って

いや~。今年ももう終わりですねえ。あっという間の一年でした。ほんとに早い早い…。

振り返りとは言ってみたものの、何書くか決めてないんだよなあ…。まぁ、適当に今年の事思い出しますか。

と言っても、変化は特にないんですよね。なんか競馬して遊んでうんたらかんたらしてたら一年過ぎてました。あ、有馬記念当たりましたやったね。というわけで、改めてみたらずいぶんと怠惰な生活送ってますね。

5月あたりにそういや東京に行きましたね。父親の仕事で2日間旅行した、といっても秋葉原行っただけですけどね。2万くらい使いました。多分今年一の散財だと思いますね。だが後悔はしていない!欲しいものも手に入ったしね。

丁度いいときに僕の好きな作品がメイドカフェとコラボして僥倖だったというか、今でも行けて嬉しかったですね。しかも期間ぎりぎりで…(笑)いやー私は関西に住んでいる人間なので「多分いけないんだろうな…。」と思っていたら行けたんですから、何があるか分かりませんね。

さて、そんな与太話はよくて、真面目に振り返ると、特に大きな事故もなく平穏に過ごせたなぁと思いますね(私自身の身の上の話は色々めんどくさそうなんでやめておきます)。しいて言うなら今年祖父が天寿を全うされまして、お葬式を行いましたね。いざ身内が亡くなると、なんとも言えない物悲しい気持ちになるのだなと実感しました。

やめやめ!折角今年を振り返る内容でしんみりしたらだめですよね流石に。何か面白い事でも起きたかな…。

 

…ないな。え、嘘!?私の1年薄すぎ!?

 

…自分で言ってて恥ずかしいですね。変化という変化がないのも困ったものだなぁ。まぁ、チャレンジ的な意味で言えばつい先日から編集して動画を作るという事に手を出したんですよね。試しに10分くらいの動画を作ったのですが、

 

めちゃくちゃしんどくね………?

 

という感想が素直に出てきました。「適当に字幕入れて音楽流してやりゃあ終わりやろw」という浅はかで下種な考えを改めることをここに誓います。これを毎日投稿で作ってるYoutuberの皆さんすごいな…。初心者だからという事もありますが、私も合間合間に作って3~4日くらいかかりました。こう見ると編集がいかに大変な作業かのか身に染みて実感します。

というわけで、私の1年は何事もなく平凡な毎日を暮らしていました。皆さんはどんな1年でしたか?あと3時間ちょいで2023は終わります。

来年の目標は!

 

とにかく面白エピソードを作る!!!!!!!

 

以上!皆さん!よいお年を!

最近の世にもに対するあれこれ

こんばんは(こんにちは)大根です。

今回も世にについて話します。他に書きたい内容が思いつかないので許してね。

 

23秋も終わり刻一刻と35周年に向かっている世にも妙な物語。皆さんは前回の放送はどう感じましたか?私は素直に面白かったです。ですが、不満が無いわけではありません。今回でより浮き彫りになった問題点や不安点といった課題はまだまだあります。

というわけで今回は若干愚痴も入りながらの最近の世にもに対してあれこれ好き勝手言います。個人的かつマニアな話なのであまり同調しにくいとは思いますが、何か言ってんなぁぐらいの気持ちで読んでいただけたら。では早速本題へ…。

 

 

・脚本に対する期待感

落合監督や星監督といった世にも四天王をはじめとするベテラン監督が年々登板しなくなったときは、これから誰が世にもを支えるんだという不安がありました。

しかし、今は植田監督・岩田監督・松木監督などといった「安心して見れる演出」を作り上げてくれる監督が出ており、そこに対する不安もなくなりつつあります(個人差)

しかし、同時に出てきた問題が、脚本だと思います。かつては中村樹基氏や高山直也氏といったベテラン脚本が世にもを陰から支えていました。演出も大事ですが、それ以前にストーリーが悪ければ元も子もないですからね。

今の世にもは正直脚本に対する安心感、ひいては期待感があんまりないんですよね。23秋の「永遠のふたり、脚本:星護」は久々に期待感出ましたが。ですが、最近はスタッフで「この人なら面白そうだ!」といったものがあんまり…ないんですよね。

もちろん「恋の記憶~」を生み出した諸橋隼人氏やコメディで大暴れした天本絵美氏など、この人は期待できそうかな?という人は出てきています。ですがこの人たちも毎回登板できるわけではないですから。そうなってくるとちょっと期待感が薄れるんですよね…。とはいえ、あんま注目していなかった作品が思いのほか面白くて(今回なら「走馬灯~」)「いいね!」という作品もあるにはあるんですが。

しかし、逆に「脚本がこの人か…。」というちょっと不安を感じる人もいるんですよね…。(名前は伏せます)その不安は大体当たってしまうのが僕としても残念なんですよね。上手く見返してくれればとても嬉しいのですが。

世にもは昔から脚本家の登竜門としてよく無名の脚本家とかあまり知られていない脚本家といった方々を起用しているんですよね。世にもの作品を見ていると「この人が書いたのか!」といった作品も。それはとてもいいことで、その流れは今の世にもにもあるんですよね。これは素直に喜ばしい事です。

ですが、いかんせん脚本の質は落ちてないか…?と不安に覚えるんです。今回で言えば「地獄で冤罪」はかなり賛否両論あったと思います(僕は好きです!)。理不尽すぎないかという意見がよく見かけましたね。脚本家自身も「つじつまが合わない」として首をかしげていた模様。

難しいんですよね。万人を納得させる物語を作るのは。ですが、昔の世にもはそれが少なからずあったんですよね。皆が口をそろえて「傑作」と言える作品が。僕自身、その傑作の登場は見たくなんだかんだ期待はしていますが、年々薄れてきてるかも…。と思ってしまいます。演出はもう申し分ないくらいそろっているので、脚本でもなにか、思わず世にもファンを唸らせるものが欲しい!というのが僕の今の思いです。

(個人的和田清人氏にもう一回書いてほしいな…。)

 

 

・4話編成

20夏から四話体制となっている世にも。これで8回目ですが、もうそろそろ限界では?と思いました。23秋は比較的バランスよく振り分けられていたのですが、やっぱり間延びはきつい…!

こう思った理由として「間延びがその作品に悪影響しか与えてない」所です。いい作品は出ているんですよ。でも決まって「テンポが良ければなぁ」という感想が出てしまうのがもうダメだと思います。「3つの願い」といった長編作品がここ最近ぽんぽん出ていますがもう40分近くやるなら「別の枠で1時間ドラマでもやってればいいのでは…」と思ってしまいます。

世にもは昔からレギュラー覗いて特番では基本5話編成なんです。5話なら単純計算120分で24分(cm時間含む)でテンポよく進んでいます。しかし、今の世にもって実質「長編3話+10分程度の短編」なんですよ。それを二時間でやろうとしてるんですからそりゃ間延びしますよ。しかも、人によっては駄作になりえた話をわざわざ長く放送されたら当然ですがチャンネル変えますよ。

僕としてもテンポの悪さで評判を落とした「小林家ワンダーランド」は、ああいうコメディはよりテンポよく放送しないとだめだと思うんです。もったいないと何度も思いました。もちろん世にもにも過去長い作品はあります。「映画の特別編」や知る人ぞ知る名作「マジシャンのポケット」も世にもにしては長編です。ですが、違うのは「間延びを間延びと感じない」ことだと思います。「マジシャンのポケット」は長いですが、映像と言いドラマ感が溢れ見てて全く飽きないんですよね。「映画の特別編」もそもそも「映画だから多少長くても」という先入観があるんですよね(僕だけかも...)。

何が言いたいかというと「見ててダレてこない」ことが大事だと思うのです。「うーん、長い!」なんていう感想が出たらもう作品の評価以前の問題です。最近の作品は大体はこういった間延びの悪さによる倦怠感が少なからずあったり…。結果的に4話編成が問題では?という結論になるんですよね。

予算と言い、昨今の不況もあって厳しいのは重々承知です。「あぁ、スタッフも苦労してるな」と、ひしひしと伝わってきます。ですが、もうそろそろ改善はしてほしい…!

 

 

・OPとED

今一番不満を感じているのはここかもしれません。まず言います。

EDとテラーパートは被らないで欲しい!

これね、言ってこなかっただけで滅茶苦茶不満なんです。僕としてはEDは個別に用意されてるものだし、その際に流れるスタッフロールをみて「あ、この人脚本だったんだ!」みたいな新たな発見と言いますか、新鮮さがあってそこもまた楽しみなんですよね。

しかし、今はそのEDとED前のテラーパートがかぶってるんですよね。これ何がいけないかと言いますと、「二つ同時に見れない、聞き取れない」ことなんですよね。

物語が終わると必ずと言っていいほどタモリさんの語りパートが挿入されます。そのパートを聞くと「ああ、終わったなぁ」という満足感と寂寥感を感じるんですよね。そして、もちろんその部分で何を話しているのかも聞きたいわけです。マニア的めんどくささが発揮されてますね。

ですが、せっかくのテラーパートとEDを被らされたら、僕はどっちに集中して聞けばいいんだ!?という困惑が生まれるんですよね(僕だけかも…。)

今回23秋も、せっかくタモさんが「選択」について話しているのにEDで流れるスタッフロールを気にするあまり、あんまり話が入ってこなかったんですよね。人によってはまた巻き戻してみなきゃいけないわけで、面倒くさいと思っちゃうじゃないですか。

ひゃっっっっっっっっっっっっっっっっぽ譲って横スクはいいとしましょう(これも本当はだめですけどね!)。でも、EDとテラーパートは被らないで頂きたい!最近の特別編で評価を落としている理由の一つです。

また、OPを中途半端にカットするのも良くないです。マニア的面倒くささですが、OPはちゃんと全部見たいんですよ!これによって「始まったぞー!」というワクワク感があふれ出てくるんですよね。EDも一緒で、黒蝶々がガラスを通過して足跡が現れるというちょっとした怖さを含めたあのEDも本来は見せるべきなんですよ。(「SMAPの特別編」のようなかなり特殊な回は別として)。

内容だけ見れば細かいとお思いでしょうが、僕は不満です。というか、OPとEDをカットして作品の長さに当てているならそれはそれで悪手では…?

こればっかりは是非とも戻してほしいですね!

 

 

さて、長々と語りました。正直に申し上げるなら他にも不満はいくつもあります。(場違いなネットノリやそもそも選んでる作品のあれこれなど…。)

Xで中の人(おそらくプロデューサー)が実況しているのですが、本音を言うならちょっと控えて欲しいかなー…なんて。僕が知ってる世にもはかなり硬派な番組で、ある種の殿様商売的な売り方をしていたわけです。もちろんそれが全部良いとは思わず、今の時代に合わせた宣伝方法はするべきと思っています。まぁでも、それは違くね?みたいなことはよく見受けられますが!(笑)

世にももそろそろ垣根の35周年。このまま突入したら悪い意味でやらかしそう…。という不安は滅茶苦茶ありますが、どうか僕みたいな面倒くさいマニアを見返すようなことを期待してます!

とはいえ、こんだけ言いながら毎年放送してくれるスタッフ、並びに出演者等々にはとても感謝してますし、これからも末永く続いてほしい番組です。

来年の2024年、世にもあるあるの「アニバーサリー前の年はいい意味でやらかしがち」という格言を信じながら楽しみにしてます!

捨てたもんじゃない10年代の世にも奇妙な物語(後半)

前半の続きです。早速本題に入りますね。

 

 

(2015秋)

25周年記念映画監督編にて、『アンフェア」等を脚本、演出された佐藤嗣麻子氏が監督を務めた作品。世にもでも「僕は旅をする」で一度ご参加されておりますね。

あらすじを見て「リミット」を思い浮かべる人もいるでしょう。実際僕も既視感はあるなと思ったらそれだなぁと。意外とこの話を知っている人は多いらしく、世にもって改めて人気なんだなとしみじみ。

演者のヒステリックな演技と言い、そして後味の悪さ。視聴後のもの悲しさは計り知れないですね。最近の世にもでもダントツの胸糞さがあります。しかもこれが1話目というね…。人ってどうして狭い空間に閉じ込められることに恐怖を感じるんでしょうね。まぁでも棺桶の中に3日間過ごせと言われてやろうとは思わんしなぁ…。皆さんも狭い空間への恐怖を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

夢みる機械(2016春)

世にも二代目ホラー担当として定評のある松木創監督の作品。松木監督作品なら間違いなく僕はこの作品が一番好きです。主人公からしたら「ディストピア」でしょう。しかし、主人公以外からしたらまさしく「ユートピア」そのもの。この対比もさることながら、恋人が主人公に放つ言葉や終盤の展開など、絶望感は計り知れないもの。

何がひどいかって、周りの人間からしたら主人公が「ユートピア」を壊そうとする敵なんですよねぇ。主人公は必死に抗おうと頑張っていますが、結局それははたから見れば侵略活動みたいなもんです。この一貫した報われなさもまたいいんですよね。

ラストの悲壮感は言葉では計り知れないもの。この後主人公はどうするのだろうと色々妄想がはかどりますね。窪田正孝さんの切羽詰まった演技も見ものです。やっぱり松木監督は心霊的なド直球ホラーよりこういったものが好みですね。今回はSFですけど。

 

 

寺島(2017秋)

元々この作品の構想などは予定されていたそうですが、原作者が行方不明という事でなんと10年以上お蔵入り扱いを行けていた作品です。簡単なあらすじとしましては、ある漫画家のアシスタントに来た女性。寺島と名乗る彼女は結構可愛く、思わず彼女をデッサンにする漫画家。そんな中、寺島は小学生の友達について話し始めた…。

タイトルにある通り寺島という女性についてのお話ですが、展開自体は予想できるものと思います。ですが、真相が分かった瞬間の寺島の豹変ぶりはすごいですよ。配役として吉岡里帆さんが演じてくれましたが、前半のおっとりとした雰囲気から一転、狂気を孕んだえぐみのある演技に思わず鳥肌が立ちます。スイカに対する食欲が失せることは間違いないですね。

監督も都築淳一監督、脚本も中村樹基氏と世にもお馴染みの方々で安心して見れます。これぞ世にもの王道ホラーと言える内容で十分に楽しめると思います。

 

 

クリスマスの怪物(2018秋)

川栄李奈さん主演、朱川湊人氏原作の作品ですね。怪物というものですからどんなホラーかと思えば、意外にも勧善懲悪系のストーリー。「いじめ」というリアルな問題を扱っていますから、恐怖より陰鬱さが大きい作品ですね。中盤のシーンは胸糞さがありますし、クリスマスとタイトルにあるのにえらく重たいなぁ…という感想が出てくると思います。最後のセリフは妙に頭にこべりついて離れないものです。

あとは結構ファンタジー要素も入っているのでそこら辺は好みもあるかもしれません。ですが、主人公は何気ひどいことをしているので感情移入は無いですし、裁かれる時も意外とスッキリするものです。もちろん「怪物」が迫ってくるシーンも中々怖さがありますし、主人公が過去に犯した過ちがそのまま返ってくる場面は少し鳥肌。

安心安定の岩田監督なので、特に不安もなく見れる作品です。クリスマスの日に是非いかかでしょうか?

 

 

恋の記憶、止まらないで(2019秋)

2010年代ナンバーワンホラーと言えばこの作品。世にもフリークを唸らせた斎藤由貴さん主演の作品であります。

これぞまさに世にもホラー!前回の19春(あえてこう書きます)を経ての秋だったので期待度はいまいちだったのですが、やられたなぁというのが当時の感想でした。

タイトルの伏線回収、じわじわと襲い掛かってくる恐怖、VHSビデオを用いた和風ホラーなどなど…。もうとにかく満足度の高い作品です。実際当時「怖かった」「トラウマ」といった声が多数あった記憶があります。知らぬ間に盗作していた…。クリエイターには耳の痛い話ですねぇ…。

これまた岩田監督(やばくね?この人)の丁寧な演出も相まってしっかり怖がれます。あのCMソングが中々印象が強くて、次の「コールドスリープ」でも消化しきれなかったほどです。まぁ。百聞は一見に如かず。是非見てみてください。

 

 

 

 

いかかでしたでしょうか?いかんせん語彙力がないので伝わったかどうかわかりませんが…。

前半はハートウォーミング・コメディ系が占めてた一方で、後半は打って変わってホラー・ブラック一色でした(若干サスペンス要素もありますが)。他にも「ワタ毛男」「墓友」「復讐病棟」「妻の記憶」等と紹介しきれなかった作品はありますが、言いたいことは一つ。

10年代の世にもも捨てたもんじゃない

また、今回10作品のうち4作品が岩田和行監督ということで、彼がいかに世にもで必要とされているか身に染みて感じましたね。

なんだかんだ人気のある番組ですから、これからも名作を生み出してくれることを期待しながら見守りたいです。

この中で気にいった作品があればうれしい限りです。是非、一度ご視聴になってみては?

捨てたもんじゃない10年代の世にも奇妙な物語(前半)

こんにちは(こんばんは)大根です。

急に書きたくなったので書きました。タイトルにある通り今回は(も)世にもについてお話します。それしか書いてないですね。だって好きなんだもん。

 

さて、皆さん。世にも妙な物語をご存じですか?

まあそもそもここに見に来る人は絶対知っているでしょう(そもそも見てくれるのか分からない)。世にもは今でもネット等で人気の作品を数多く輩出している番組で、もう今年で33年です。超ご長寿番組です。これまで数多もの名作を作り上げてきた番組ですが、だんだんと「つまらない」と意見が加速した時期があります。それが、10年代です。20周年コラボから始まり、2019秋に至るまでその声は個人的増え続けていったのかなと感じています。

もちろん、この時期が好きな人もいるので、あくまで僕の主観で話を進めています。

とはいえ!僕自身世にもを追っかけるようになったのがこの10年代からなのです。ネットで有名なあの作品やあの作品も実は10年代だった…。ということもあるのです。

と、言うわけで、今回僕の個人的おススメ10年代作品をピックアップしていこうかなと思っております。もしかしたら、あなたの好きな作品があるのかも?

名作は、意外な所にあるものです。

 

 

栞の恋(2010年秋)

20周年秋のコラボ作品の一つですね。朱川湊人氏の『かたみ歌』に収録されている作品を堀北真希さんで映像化したものです。

この作品は昭和真っ只中のノスタルジックな雰囲気を醸しつつ、「栞」を触媒としながらある人物と日記を交えるという物語ですね。「過去からの日記」という名作がありますが、あちら以上にストレートに泣かせて来るのがこのお話。僕は終盤主人公が、感情が高ぶり筆圧が高くなって思わず栞がぐしゃってなるところがもう好きで…!音楽も相まって初見はボロ泣きしました。

岩田監督の丁寧な演出や、昭和という懐かしくもどこかファンタジーに感じる舞台も良い相乗効果が出ています。世にもの感動作品は沢山ありますが、10年代はこの作品がぶっちぎりで素晴らしいです。

 

 

AIRドクター(2013春)

小栗旬さん主演のコメディ作品です。この作品は「知ってる!」という人が多いと思います。どんどんどんどん登場してくる偽物が、偽物なりに奮起するお話です。いやぁ、こういったシュールコメディは世にもならではですね。しかも、全員相手のことを本物だと思っているのがこれまたツボで!ここまで偽物がいるともう乗客全員偽物では?と思ってしまいます。

世にも第1話から携わっている鈴木雅之監督の手腕もあり、テンポよくかつ面白くなっており、かなり笑える内容となっています。湿度計の下りは本当に笑ったなぁ(笑)10年代のコメディを代表する作品となっております。

 

 

水を預かる(2013秋)

香取慎吾さん主演のこれまたコメディ作品。石井克人監督と聞いてピンと来た人、いませんか?そう、今でも人気を誇る「BLACK ROOM」の監督さんです。こちらはかなり強烈なインパクトがあり、繰り出される主人公のとてもくだらない苦悩がとにかく面白い!やってることはただ水を預かってるだけ。それだけなのに奇妙と言えるのがまた面白いですね。と思ったらそれすらフリなのではというラストの切ない展開もまた印象に残ります。

すこしエロティックな映像も中々すごいのですが、香取さんの演技も見事にマッチしていて良しとしてしまいます。僕もつい深く考えてしまうタイプなのでわかるなぁ…としみじみでした。

 

 

ある日、爆弾がおちてきて(2013秋)

正直に言いますと、これを書きたくてこの記事を書き始めました!(笑)

タイトルからブラックかな?と思いきや、なんとなんとラノベ原作のラブストーリー。受験生の主人公に突如空から人型の爆弾が落ちてきて、しかもその姿は高校の同級生に瓜二つだった。爆弾曰く胸のドキドキで時限は加速すると言い、主人公をあちこち連れまわし…。

あらすじを聞いて何だこれとお思いでしょうが、これが良いんですよね!もうとにかく甘くてほろ苦い、まさしく青春ラブストーリー過ぎて、もう悶えてしまう!世にも×青春は想像つかなそうですが、意外といいもんだなとこの作品で実感しましたね。キスの味を「きっと甘い」とか言われるともう「あ~~~~~~」ってなります!(語彙力)ラストのじわじわとくる切なさもこれまた二人の恋物語を見てると、ぐっとくるものがあり、中々感動できるものです。主演の松坂桃李さん、ヒロインの黒木華さん(今見るとめっちゃ豪華やな!)も良い演技です。

これ以上書くとある意味危険なのでこれぐらいにしときます。皆さんも世にもで青春を感じませんか?

 

 

走る取的(2014秋)

この作品は知ってる!トラウマ!と言う人もちらほら見かける作品です。ついお相撲さんの悪口をたまたま居合わせていた取的に聞かれてしまい、ひたすら追いかけられるお話です。いやー、ただでさえ怖そうな見た目の人に文字通り地の果てまで追いかけられたらそりゃ怖いでしょうに。理不尽に追われまくる主人公たち。ですが、奇妙な世界だからこそ理不尽は時として襲ってくる、そんな作品です。

逃げる、ただ逃げる、ひたすら逃げ続ける。見ている私たちでさえ緊迫した雰囲気も相まって恐怖を感じてしまう…。そして終盤の絶望感といったら…。

当時は最後のシーンが「うっわぐっろ…。」と思わず引くほど衝撃的でした。(世にもにはこれ以上のグロイシーンがあるんですけどね!)

皆さんもぜひ、お相撲さんに追いかけられてみてはいかかでしょう(?)

 

 

さて、ここまで一通り5作品紹介を行いました。残りはまた後編にて書こうと思います。本当は「墓友」を紹介しようか悩みましたが、この作品が先行して有名だと思い、今回は割愛しました。ですがこの作品も中々ホラーな内容となっているので気になる方はぜひ見てみてください。

では、続きは後半にて…。



 

世にも奇妙な物語 23秋の特別編 初見感想

今年のお祭りが終わりましたね。放送前は星監督の登板や花江夏樹の出演など、世にも界隈で期待が寄せられていた今回。長話も何なので、さっそく本編に入りたいと思います。★が1 ☆が0.5 最大5です。

 

 

 

「永遠のふたり」

………★★

まず開幕「星監督だー!」とはしゃぎました。いやあ、星護ワールド全開でしたね。久しぶりに見れて感謝感謝。

さて、ストーリーは昔のようなベタな話で、こざったらしい細工は何もない脚本でした。見てて思ったのは「星監督がやりたいようにやっているなぁ」という感想でした。正直作品としての完成度は後の三作には劣っているのかなと思いました。星監督らしさはあったのですが、置いてけぼり感はあったなぁ。正直星監督だからこそ許されている感がありましたね。なんだかこう、「う~ん」と評価に困る内容でした。ただ、草なぎさんの演技は気迫迫るものがあったし、意外と江口さんあんな情けない声だすんだなぁと思いました(笑)あと思ったのは、「中村樹基」脚本で見てみたかったなぁと。そして最後に長編と身構えてたのですぐ終わって「え?」ってなりましたw。

 

 

「地獄で冤罪」

………★★★★

こういった松木監督の演出は安心して見れますね!画面が傾く演出、好みです。

さて、ストーリーは意外と王道でしたね。実は自分が……パターンで因果応報系でした。地獄送りの理由が「何もしなかったから」ということですが個人的には「地獄だから理不尽でも納得しちゃうなぁ」と思いました。扉のノック音がバベルの音とはしてやられましたね。僕自身、松木監督の作品が好きなので今回も満足のいく内容でした。

最後の「厭っぽさ」はやばかったですね!(語彙)。近年では一番の後味の悪い終わり方だったと思います。ただ、それ故に余韻を消化する時間はほしかったですね。「走馬灯」の最初らへんはついていけなかったです。あとは最後ちょっと駆け足気味になったかな~っていうのはありましたね。もうちょい落ち着いて見たかったですね。ですが、僕の中での松木監督の評価は年々上がっていますよ!

 

 

「走馬灯のセトリは考えておいて」

………★★★★

まず思ったのは「岩田監督、やばくね?」でした。今回の長編枠でしたが、見事にはまってるじゃないですか!感動系はこういった尺でいいじゃないかと思いましたよ!近年評価がダダ上がりでしたが今回でさらに評価をあげたんじゃないですか?

こちらもストーリー自体あっさりしているのですが、それを飽きさせない岩田監督の丁寧な演出とそれに至るまでのプロセスがすごく作り込まれているんですよね。また尺もたっぷりあったので主人公の心変わりがとても分かりやすく変化しており、終わった際には思わず拍手しました(ガチ)。

個人的感動系最高傑作の「栞の恋」があったのですが、こちらも岩田監督なんですよね。なんといいますか、彼の演出は前の星監督や松木監督のような特徴的な、「あ、この人だ!」みたいなポイントは無いんですよね。ですが、映像づくりが丁寧で見入ってしまうんですよね。今回も見入っちゃいました。

あとVtuberの件ですが、こちらも自然に溶け込めており全然気になりませんでした。ライブのスパチャがなんだか皮肉っぽくて笑ってしまった。いやぁ、これからも岩田監督に注目ですね。

 

 

トランジスタ技術の圧縮」

………★★★

これほんとに「走馬灯」の監督が演出してるのか!?と度肝抜きました。さっきまでのしんみりとした感動の雰囲気を一気にぶち壊しに来ましたね。いやぁ、世にもはこういう真面目にばかやってくれた方が安心して見れます。ショート枠かと思ったら意外と長かった。試合の横で佇む遺影が何度見てもシュールで笑える。令和版「JANKEN」ですね。あと、ジローラモなんか予想できるか!!!!(笑)

 

 

総評

………★★★

結論を先に言いますと満足しました!特に岩田監督の無双っぷりがすごかったですね。

ただ、まだまだ物足りない部分は多いなぁという印象。今回時間配分はかなり良かったですね。それ故にEDも縦スクロールでみたかったなというのが本音です。

ですがまだまだ世にもは楽しませてくれると思うので、これからも期待してます!

 

さてここから僕の本音です。

「永遠のふたり」そしてのちの三作品を見て、「ああ、世にもも世代交代なんだなぁ」と思いました。はっきり言いますと、後の三作品の方がクオリティーが高かったです。その前で放送された傑作選もあり、視聴者からのハードルが高かったように思えました。ですが、やっぱり本編は物足りなさを感じたり………。「星監督なら面白いだろう!」という認識が僕の中にあったのも事実ですね。ただ、星監督がやりたいようにやってるのも今の世にもが安心して任せられると本人が思っているんじゃないかと思うんですよね。勝手な憶測で申し訳ないです。植田監督はじめ、松木監督、岩田監督、河野監督………と、僕的には十分世にも四天王に肉薄できる監督陣はいると感じています。

上手く言えないですが、今回で改めて「バトンタッチ」したんじゃないでしょうか。なんだか複雑ですが、でも綺麗な受け継ぎ方でちょっと悲しくもありワクワクすることもあり…。一話目においたのも、もしかしたらそういう事かもしれないかもなぁ…。

とはいえ、星監督は名監督です。これまで数々の名作を世にはなってきました。決してそれは廃れることは無いですし、次回も登板されるならもちろん期待したいです!

 

長々と語りましたが、最後に一言。

僕はビアンカ派です

ブログ初めまして

ブログというのものを始めまして…。特にこれについてつぶやくとかは決まってないですが、気が向いたら書こうと思います。

マ、とりあえず「世にも妙な物語」の感想はここに書こうかなと思っております。

でももしかしたらワンチャンTwitterの方が見られやすいかもしれない…。まぁ、やってみなきゃ分かんないですね!(投げやり)

あとは適当に日常について話したり趣味について話したりとか…。ゲームの話が中心になってくるのかな…?

僕のことは「眠たい」でも「大根」でも読んでください。呼ぶと泣いて喜びます。

とにかく文章力が皆無なのでカスみたいな語彙しかない、カスみたいな文章しか書けません。読みづらい!と言われてもなんも文句が言えないです。

めちゃくちゃ短いですが、皆さん、気が向いたら見てください。